2012年2月29日水曜日

何者であるか







昨日は銀座へ行ってきた。
同じ東京でも自分の家からだと1時間以上かかるので、そう頻繁には足を運ばない。
今回はちょっと用事があったのと、Elliott Erwittの写真展を見たかったからだ。

CHANEL銀座店の4Fで開催されていて、
小市民の自分はなんとなく行きづらい感じだったが、行ってみて正解だった。
 Eewittの写真はパリのストリートスナップで、色んな時代のパリがあったけど、
自分が生まれる前の1960〜70年代の写真がとても好きだ。

アンリ・カルティエの様な完璧なフレーミングとはまた違う、
もちろん構図もすごく上手だけど、もっとユーモアのある写真という印象だった。
いずれにしても2人ともすごく好きな写真家に違いない。

展示の出口の脇に彼のドキュメンタリー風のインタビュー映像が流れていた。
彼は犬が好きらしくて、写真を撮るときは犬のマネをして吠えながら写真を撮るそうで、
国によって吠え方も変えるらしい。
カメラのアングルもそうだが、彼自身の態度も犬の目線に立って撮られていた。
彼はユーモアのセンスがよく、それが写真にそのまま表れている。

誰かが昔に「つまりはその人が何者であるか」と言っていたのを思い出した。
何かを表現することはそれが顕著にでてくる。
いろいろ気にしても仕方ない、もっと広い眼を持とうと思った。

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